日米地位協定 米軍による犯罪捜査妨害の例

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2016年、女性を殺害したケネス・フランクリンは、米軍基地の中にスーツケースを捨てたと供述した。基地の中を県警は自由に捜査できないからだ。

 

そして、県警は、基地内のゴミが外に出されて集積される廃棄物処理場の悪臭の充満する膨大なゴミの山を重機で掘って証拠を探すことになる。文字通り、藁クズの山から一本の針を探すような作業だ。

 

異臭放つごみ、草木かき分け 証拠捜し最大規模 県警、立件へ執念

琉球新報 2016年5月31日 05:03

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沖縄県警の捜査員らは30日、時折強い日差しが照り付ける中、死体遺棄容疑で逮捕した元米海兵隊員で米軍属の容疑者(32)=与那原町=が投棄したとみられるスーツケースなどの捜索を続けた。スーツケースは当初、容疑者が「遺体を入れて運んだ」と供述していることから、「犯行の重要な証拠になり得る」(捜査関係者)とにらむ県警の執念の捜索が続けられている。一方、女性のスマートフォンについても草木をかき分けながら必死の捜索が行われたが、30日も見つからなかった。

 うるま市勝連平敷屋の廃棄物最終処分場では、スーツケースの捜索が1週間ほど続けられている。捜査関係者によると数点のスーツケースが見つかったが、事件との関連は現段階で断定できず、継続して捜索活動を行っている。

 鼻を突く異臭の中、高さ10メートル近い廃棄物の山を重機で崩し、スーツケースが交じっていないかを目で確認する捜査員ら。重機のそばには、掘り出された小さな黒いかばんなどが置かれ、ごみの山の反対側には確認を終えた廃棄物が別の高い山をつくっていた。

 

 午後5時ごろ、重機の動きが止まり、捜査員が1カ所に集まった。写真を撮り、掘り出した黒く大きなスーツケースをビニール袋で包み、さらに青いシートで巻いて持ち出した。ヘルメットとマスクを着けた捜査員の表情は見えなかったが、沸き立つような様子はなかった。

 うるま市塩屋などでも、逮捕後最大規模となる100人態勢での捜索を実施した。時折雨が降る中で、午前10時ごろから午後5時ごろまで捜索を続けた。離島を除く全署と県警本部からなる捜索隊は「県警の総力を挙げて立件する」(県警幹部)という強い思いの表れだった。

 じっとしているだけでも汗が落ちる蒸し暑さの中、人の背丈ほどの草むらを警杖でかき分け、茂みに入る捜査員。草木を刈って地面にかがみ込むなどして女性のスマホなどを必死に捜した。24、25日にはうるま市州崎の水路を捜索し、ヘドロがたまった川底から女性の自宅の鍵や犯行に使われたとみられる棒を発見した。

 ある捜査員は、疲労感をにじませながらも「容疑者が米軍属かどうかは関係なく、これだけ残虐な事件を立件できなければ、警察の存在意義がなくなる。疲れたなんて言っていられない」と話した。

 

2017年、ヘリ炎上。消火活動はさせられても、捜査はさせてもらえず。県警が現場に入れたのは、すでに米軍が事故機や燃えた牧草、土など一切を持ち去った後。しかもそのうえ、操作できなかったのは県警のせいだと嘘までつかれて、どれだけなんだよ。

 

米軍現場規制で原因特定できず 国頭消防が調査書高江ヘリ炎上

琉球新報 2018年4月12日 05:00

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2017年10月に東村高江の民間地で米軍ヘリが不時着・炎上した事故で、国頭地区消防本部が出火原因について、米軍の立ち入り規制により「特定できていない」とする火災調査書をまとめていたことが11日、分かった。「飛行中に出火したものなのか、不時着後に出火したものなのかは立ち入り規制により、調査できなかった」としており、調査が満足に行えなかった状況が浮かび上がった。調査書は17年10月30日付。焼損面積についての記載もない。

 日米両政府の「日本国内における合衆国軍隊の使用する施設・区域外での合衆国軍用航空機事故に関するガイドライン」では、事故機に近い規制線内に誰が立ち入るかは日米の「同意」に基づくとされている。

 国頭消防は、発生時から再三、米軍に現場での調査を申し入れたが、米軍から返答はなく、立ち入りの規制は解かれなかった。現場に入れたのは、すでに米軍が事故機や燃えた牧草、土などを撤去した後だった。事故は、日米ガイドラインに実質的な効力がないことも浮き彫りにした。

 屋我浩美消防長は「いつでも調査できる状態で待機していたが、かなわなかった」とした。04年の沖縄国際大学にヘリが墜落した事故に触れ「民間地で起きた事件なのに調査できない。沖国大と同じことが繰り返されている」と指摘した。

 

大量に持ち去った汚染土は、また北部の演習場のなかに野ざらしにされている。私たちの手の届かない場所だ。

 

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