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なぜなに米軍基地 File 1-11 岡本行夫元首相補佐官発言「辺野古の海は砂地だけ。サンゴ礁も生物もいない」??? - 岡本行夫の嘘だらけ「外交」は、「自発的対米従属」

それってどうなの? 沖縄の基地の話

 

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Question 1-11 岡本行夫元首相補佐官発言「辺野古の海は砂地だけ。サンゴ礁も生物もいない」???

 移設条件付きの普天間返還を日米両政府が計画したSACO(沖縄に関する特別行動委員会)最終報告は1996年12月。その前月の11月に、外務省OBだった ➊ 岡本行夫氏は沖縄担当の首相補佐官(非常勤)に就任し、以後移設先とされた名護市や関係機関等との交渉・調整の最前線で活動することになりました。

 

 その岡本氏が ➋ 2010年に米国ワシントンで開催された「日米安全保障セミナー」で、両政府当局者やOBらに対し ➌辺野古(の海)は砂地だけ。サンゴ礁も生物もいない」 ➍「(ジュゴンは)沖縄本島全体を周回し、たまに辺野古に立ち寄る」と発言しています。辺野古への基地建設問題の最初期に首相補佐官を務め活動した岡本氏が、1997年以降の政府調査でも判明している辺野古沿岸域の自然度の高さ(もちろんサンゴ礁や生物が存在する)や、建設計画範囲にジュゴンの餌場である海草藻場が広がっている事実を知らなかったとは考えられません。これは事実を意図的に歪め、矮小化する発言といえます。

 

 このような ➍ 事実を歪める発言が、日米両政府の安全保障政策(つまり軍事政策)に関わる当局者間で事実認識として共有されているとしたらとても危険です。

 

岡本行夫沖縄担当の首相補佐官

岡本行夫 - Wikipedia

1996年11月 - 1998年3月10日 内閣総理大臣補佐官(非常勤・沖縄担当)

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  いまここで彼の人物評価をするつもりはない。彼との個人的関係も決して悪いわけではなかった。しかし、外務省を辞めた後の目指すところがさっぱり分からない。
  ベンチャー・キャピタルを立ち上げたり、企業のコンサルタントを行ったりと、金儲けに走っているように見える。それならそれで分かりやすい。
  しかしその一方で、首相補佐官や内閣参与などの肩書きで日本政府の外交に関与したりする。外交に未練があるのか。いずれ外務大臣に声がかかるのをまっている野心があるのか。
  メディアに頻繁に登場する。しかし政府擁護の発言をする一方で、政府の外交批判を行ったりする。何が言いたいのか分からない。

http://天木直人.com/2008/03/21/post-0/

 

➋ 2010年「日米安全保障セミナー」で

 

岡本行夫氏「辺野古に生物いない」 2010年米シンポジウムで発言
2016年1月4日 沖縄タイムスプラス

 名護市辺野古の新基地建設をめぐり、外務省OBで元首相補佐官岡本行夫氏が2010年、米国で開かれたシンポジウムで辺野古(の海)は砂地だけ。サンゴ礁も、生物もいない」と発言していたことが分かった。ジュゴンについても沖縄本島全体を周回し、たまに辺野古に立ち寄る」と事実と異なる報告をした。

 

 「日米安全保障セミナー」と題したシンポは10年1月、米ワシントンのホテルで開かれた。在米日本大使館と日米のシンクタンクが共催。現職とOBの両政府当局者ら約280人が参加した。ペリー元国防長官、アーミテージ元国務副長官も登壇した。

 

 動画投稿サイト「ユーチューブ」に質疑応答の様子が残っている。会場から「なぜ自然豊かな辺野古が移設先に選ばれたのか」との質問を受け、岡本氏は環境への負荷は少なく「合理的な選択だった」と主張した。

 

 動画を見つけた島ぐるみ会議名護のメンバー、森山憲一さん(73)は「日本政府は意図的に事実をゆがめ、操作して米国に伝えている。その結果、新基地建設がここまで進んでしまった」と批判する。11月の訪米では米下院議員の補佐官にこの動画を見せ、「真実を知ってほしい」と訴えたという。

 

 一方、岡本氏は取材に対し、「当時も今も大規模な埋め立てが必要なV字案には反対。当時は辺野古漁港に近い砂地に滑走路を建設する案を推していた。この案を念頭に『砂地だけ』と発言したことが、逆にV字案擁護と捉えられてしまった」と説明した。

 

 外務省日米安全保障条約課は「セミナーは率直な意見交換の場であり、共催であっても個々人の発言は政府の見解ではない」と述べた。1995年から毎年開かれていて、その都度職員が参加しているという。

 

➌ 岡本発言「辺野古(の海)は砂地だけ。サンゴ礁も生物もいない」???

サンゴと藻場の広がる地域

 

辺野古沖など「重要」 海の生物多様性で環境省が海域図

琉球新報 2016年4月24日 05:04

環境省は、海の生物多様性を守るための「重要度の高い海域」の海域図を23日までに公表した。海域図は開発などを法的に規制する海洋保護区の指定に向けた基礎資料となる。環境省は2014年、米軍普天間飛行場の移設が予定される名護市辺野古沖、埋め立てが進む沖縄市泡瀬沖、滑走路増設が進む那覇空港沖を含めて本島周辺海域を重要海域に指定していた。

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youtu.be

 

岡本発言「(ジュゴンは)沖縄本島全体を周回し、たまに辺野古に立ち寄る」???

 

大浦湾にジュゴン食跡   国内最深19・6メートル

琉球新報 2013年4月3日

 米軍普天間飛行場代替施設建設に向け、国が県に埋め立てを申請した名護市辺野古の埋め立て予定地に隣接する大浦湾で、水深19・6メートルの海底で絶滅危惧種ジュゴンの食(は)み跡が3月28日に発見された。ジュゴンネットワーク沖縄の細川太郎事務局次長によると、今回確認された場所は国内で確認された中で最も深い場所という。

 ダイビングショップ桜海(おうみ)(那覇市)の岩本俊紀さん(41)が、同市安部沖約400メートルにあるアオサンゴ群集(チリビシ)の近くで食み跡5本を確認した。

 沖縄防衛局による環境影響評価(アセスメント)補正評価書では、海藻草類の分布を調べるため、遠隔操作無人探査機調査が行われたが、今回食み跡が発見された場所を含むリーフ外の深場では、海藻草類の分布は確認されていなかった。

 細川事務局次長は「辺野古アセスは見落としの多い不完全な調査でしかなく、基地建設によるジュゴンへの影響が過小評価された。大浦湾が重要な生息地であることも再確認された」と指摘した。

 

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➎ 事実を歪める発言が、当局者間で事実認識として共有されている

 

嘘の外交を堂々と告白する岡本行夫

・・・実はこれこそが外務省のやってきた外交なのである。国民のためではなく、日米同盟関係の維持を最優先する外交に終始し、そのために情報操作を行う、その意味で岡本氏は外務省を離れてもなお外務官僚を超えることが出来ないでいるのだ。こころざしが感じられないは当然である。

http://天木直人.com/2008/03/21/post-0/

 

自発的対米従属

本書では、アメリカの少人数の「知日派」と日本の政治家やマスコミが互いに利用しあい日本で政策を実現するという「みせかけの対米従属」がどのように続いてきたかを分析しています。

 

http://livedoor.blogimg.jp/bbgmgt/imgs/7/4/74e39af4.jpg

 

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自発的対米従属|出版(調査・研究)|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)