FAC6011 キャンプ・ハンセン (Camp Hansen)

キャンプ・ハンセン

宜野座村宜野座村と米軍基地」(令和3年3月発刊) 

 

  1. 海兵隊基地
  2. 所在地:金武町宜野座村恩納村、名護市
  3. 広 さ:49,785 千㎡

 

キャンプ・ハンセンの施設地区は、もともと沖縄戦当時に米軍が建設した「金武飛行場」だった。空中写真で見ると、滑走路の形状がそのまま施設区域になっていることがわかる。

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キャンプ・ハンセンでは、県内最大規模の実弾射撃演習が実施されています。実弾射撃演習による原野火災や施設外への被弾等、周辺地域へ与える不安が最も高い施設の1つです。写真手前は、金武町の中心地域、中央に見える施設には兵舎、医療施設、銀行、娯楽施設等が完備されています。
また、平成8年12月のSACO最終報告の後、「県道104号線越え実弾砲兵射撃訓練」については、平成9年6月の日米合同委員会において、本土の演習場での分散・実施が合意されたことから、沖縄での同訓練は事実上廃止されています。

FAC6011キャンプ・ハンセン/沖縄県

 

1945年 金武飛行場 (Chimu Airfield) の建設

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沖縄島で米軍が建設した飛行場と民間人収容所

 

米軍は1945年4月中旬から金武飛行場の建設を始め、4月末には完成させていた。

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米海軍: Native village near Chimu Airfield, Okinawa.

金武飛行場の近くの集落。撮影地: 金武町撮影日: 1946年 12月 12日

写真が語る沖縄 – 沖縄県公文書館

 

1945年

2月28日、米軍偵察機、金武の空中撮影を行い、飛行場予定地を選定する。

3月23日、金武の飛行場予定地に絨毯爆撃を行う。

4月6日、米軍が金武地区に侵攻、飛行場建設開始

5月16日、21日、2度にわたり護郷隊により襲撃される。金武町住民が護郷隊を匿っていると疑われ、住民を宜野座・漢那の収容所に移送する。 

 

護郷隊によるゲリラ襲撃を警戒し、米軍は6月7日から金武掃討戦を開始、20日には全住民を宜野座・漢那の民間人収容所に移送する。

 

動画は 1:28~より。時間合わせしてあります。

 

1950年代 - キャンプハンセン建設

1947年7月22日、飛行場を射撃場として再使用開始。小火器、大砲、戦闘機重爆撃訓練等々に使用。

1951年1月、飛行場跡に木造兵舎建設開始。

1956年6月、海兵隊、仮兵舎にて駐屯開始。

1959年7月、キャンプ・ハンセン建設開始。

1962年10月、キャンプ・ハンセン工事完了。

 


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