だから辺野古の新基地が必要だとか
まだそんな神話を信じている人がいるのかな。
あるミリオタ投稿から
先日、ある中堅企業の会長と話をしていたら、ある調査結果に呆れているという。その調査によると、日本と中共が尖閣で小競り合い(戦争)を始めた場合を想定すると、日本の一般女性のほぼ100%が、米国が護ってくれると信じているそうだ。どの程度信憑性のある調査か知らないが、世間知らずにも程がある。女性だけではない。男性の多くも日米安保が尖閣諸島に適用されるという米国のリップサービスを信じている。日本国民の劣化度合いを見せ付けられるにつけ、暗澹たる気分になる。
いや、
尖閣諸島の監視と警備を担うのは
第11管区海上保安本部。
中国海軍に対応するのは海上自衛隊だ。
では、有事の際には米軍基地の海兵隊は動くのか。
残念ながら、在沖海兵隊の多くは訓練部隊であり
有事に動ける実働部隊でもなく、またその準備もない。
いわば工具を持っていない素人大工のようなものだ。
あるいは幽霊部隊。
勘違いしている人が多すぎる。
海兵隊の訓練部隊は対中国のためにいるのではない。
それではなぜ海兵隊は沖縄に駐留しているのか
① 予算もなく困窮している海兵隊が、
我々から潤沢なおもいやり予算をひきだすため、
② 沖縄でなんの遠慮もなく
やりたい放題の訓練を行うためだ。
米国のどこでこんな訓練ができるかな。
そして、
肝心の11管区海上保安本部といえば、
中国公船に対してというよりも、
むしろ辺野古で激しく力を振るっているようだ。
女性を海に何度も沈めようとする海保、何度も助けてと叫ぶ女性。接続水域を航行する外国船に対してより、辺野古の警備のほうにその重点をあててやいませんか。
ほんとうに恐ろしいですな、やることが。
日米ガイドラインでは、尖閣が占領されたとしても海兵隊が出撃して取り返してくれる、という筋書きは存在しない。
ゆえに辺野古に新基地をつくり海兵隊を置きたいのはアメリカの希望ではない。もともとエアシー・バトル(ASB)構想では、有事の際に米軍は海兵隊をグアムまで後退させる、という戦略をたてている。
また米軍は、尖閣は海兵隊の上陸作戦なくして奪還できると明言している。
普天間飛行場がなければ尖閣は取られるのか?【誤解だらけの沖縄基地・2】 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
「普天間飛行場が沖縄からなくなると、尖閣が中国に取られてしまう」
インターネット上などで頻繁に語られる指摘だ。
防衛省幹部の一人は「海兵隊の撤退は、海洋進出を強める中国に誤ったメッセージを送る。中国が領有権を主張する尖閣諸島が、実効支配されかねない」と同調する。
普天間に駐留する海兵隊は、尖閣諸島を防衛する抑止力になっているのだろうか。
中国が、尖閣周辺海域への進出を強めているのは、事実だ。海上保安庁によると、中国の公船は昨年、尖閣周辺で日本の領海に接する接続水域を延べ709隻が航行。日本領海への侵入も、延べ95隻が確認されている。
国際社会の批判を押し切り南沙諸島で飛行場を建設するなど、中国の「力による現状変更」が表面化し、県内でも石垣市民を中心に危機感が高まっている。
では、尖閣を守るのは、誰なのだろうか。
平時に周辺海域を警備する主体は、第11管区海上保安本部だ。中国海軍の航行が確認されれば、海上自衛隊が監視することもある。また、南西諸島の沿岸警備で、石垣に陸上自衛隊の配備が計画されている。
海保関係者は「いずれにせよ普天間飛行場の部隊が監視・警戒しているとは、考えづらい」と説明する。
では、仮に中国が尖閣を武力で支配しようとする有事が起きた場合は、どうか。
「尖閣諸島は極めて小さな島の集まりだ。脅威を除去するために、兵士を上陸させる必要すらないかもしれない」
2014年4月。在日米海兵隊トップのウィスラー司令官(当時)は、米ワシントンの記者会見でこう切り出した。
「尖閣諸島を占拠されても、奪還するよう命じられれば遂行できる」と強調しつつ、敵の部隊が島に上陸した場合でも、海と空からの攻撃だけで排除できると説明。強襲上陸作戦を実行しなくても、十分な奪還能力を発揮できるとの考えを示した。
米側が描く尖閣奪還のシナリオに、海兵隊が必ずしも含まれているわけではないことがうかがえる。
軍事ジャーナリストの神浦元彰氏も「近代戦で重要なのは、制空権と制海権。尖閣有事への対処は航空・海上自衛隊と、米空軍の嘉手納基地だ」と指摘。尖閣防衛と名護市辺野古の新基地建設を結び付ける議論に、警鐘を鳴らしている。(「沖縄基地」取材班)
想像してみたらわかる。
なにせこんなに小さな島だ。
強襲上陸作戦を行うまでもない、ということだ。
尖閣諸島の(手前から)南小島、北小島、魚釣島=1日、朝日新聞社機から、山本壮一郎撮影
どれだけ小さな「島々」か想像してみてほしい。
1. 魚釣島 3.82 km2
2. 久場島 0.91 km2
3. 大正島 0.06 km2
4. 北小島 0.31 km2
5. 南小島 0.40 km2
6. 沖北岩 0.05 km2
7. 飛瀨 0.01 km2