防衛とはとはなにか
英語で言われた方がわかりやすい時がある。
すなわち ディフェンス (defense) ということ。
何を守るかって、
第一に国民の命である。
よもや国民の命より
そして国民の生命と生活を守るため、
まず防備しなければならないのは、
日本の本土に50数機もある原子力発電所だ。
まさか原発の防備より
で、どうやってこれら50数機もある原発を
あらゆる軍事的危機からまもるのかな。
有名になった話だが、もう一度確認しよう。
「原発にミサイルを撃ち込まれたら? 」山本太郎議員の質問は杞憂 | THE PAGE(ザ・ページ)
「原発に弾道ミサイルが撃ち込まれたらどう対処するのか?」この疑問を「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎議員が国会で質問し、原子力規制委員会の田中俊一委員長は「そのような事態は原発の設置者に対策を求めていない」と答弁しました。
つまり、
事実上、原発にはなんの防御の用意もない (;゚Д゚)
ということだ。
そして IRONNA などで広く拡散された上記の記事によると、その質問は山田太郎の「杞憂」(無用の心配) であると主張する、その根拠としているものをここにあげておく
➡ 撃っても当たらないだろうという希望的観測
➡ 核弾頭があるから原発は狙わないだろうという希望的観測
➡ 原発など重要施設は破壊しないというジュネーブ条約を守るだろうという希望的観測
4. ミサイル攻撃よりテロ攻撃の危険性が高い
➡ より危険度が高いテロ対策の方に特化すべきだという問題すり替え
大騒ぎしている一方で
原発攻撃に関する
この感動的なまでの楽観主義はなんだ !
運と相手の良心にたよる
希望的観測で構成された原発防衛。
それで「心配は無用」というなら、
そもそも防衛は一切要ない。
しかも、特殊訓練をうけた元自衛官が、命を惜しまなければ一人で原発は破壊できる、とも語っている。しかもイマドキは特殊工作員がいなくともドローンがある。
日本の原発だけではない。
日本の近海をうろうろとしている
Virginia Class submarine
〇 米原潜寄港 最多の65回 昨年/日本国内 背景に「アジア重視」戦略
日本の近海には想像を超える数の米軍の原子力艦が往来あるいは寄港している。また安倍政権・自民党はこうした原子力艦の特性を大いに称賛し、自衛隊にも導入したいと考えているようだ。
これらの動力源は内蔵する小さな原子炉であり、また、これらはまずもって機の攻撃対象だが、動きの遅いこうした原子力艦が攻撃対象となった場合はどうするのか。
答えは・・・
優れたレーダーを搭載しているので攻撃を受けないだろう、ということを前提に、
なんらの事故をも想定されてはいない。
なぜこんなことを言いたかったかというと、
まず、(日本の) 防衛学というのは
決められた碁盤の上でしかものを考えない、
ご都合主義な危機管理であって、
都合の悪いことはすべて「想定外」。
都合の悪いことは
何も考えてないし、
考えようともしない。
そして、
このご都合主義を最も端的に表すのが
沖縄の防衛上の
「地理的優位性」という神話だ。
国土防衛のために米軍基地が必要
そう主張するならば、
沖縄にその多くの基地を集中させることは
ほんとうに理にかなっていることなのか
防衛をメルカトル図法で考えるな。
弾道ミサイルは北を目指す !
北朝鮮を中心とする弾道ミサイルの射程 さらに、発射実験をほとんど行うことなく弾道ミサイル開発が
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2005/2005/html/17132100.html
登録日 : 2016-02-08 タグ : 弾道ミサイル
http://www.news24.jp/articles/2017/07/29/04368273.html
北朝鮮が28日夜、日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。弾道ミサイルは約45分間、飛しょうした後、日本の排他的経済水域(=EEZ)内に落下したものとみられる。
地理的に重要だから海兵隊を置くのか?【誤解だらけの沖縄基地・3】 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
「地理的優位性」という神話の崩壊をみせつけた朝鮮半島問題 - 「九州が一番合理的」とマイク・モチヅキ教授 - Osprey Fuan Club
在沖海兵隊 グアム移転見直し マイク・モチヅキ氏に聞く
九州が一番合理的 「朝鮮有事、沖縄遠すぎる」
在沖海兵隊 グアム移転見直し マイク・モチヅキ氏に聞く 九州が一番合理的 「朝鮮有事、沖縄遠すぎる」 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
「日米両政府は今まで抑止力の観点から辺野古への移設計画を進めると主張してきたが、今後は危機管理、危機対応の議論がより必要だ。これまでも言われてきたが、万が一、朝鮮半島が有事になった場合、沖縄では遠すぎる。
海兵隊の輸送揚陸艦は佐世保基地(長崎県)に、戦闘機や給油機の部隊は岩国基地(山口県)にある。九州で、米軍と自衛隊が共同使用できる場所を陸上に造ることが一番合理的だと思う。埋め立てでなく、既存施設も検討できる。もちろん地元は『来てほしい』と言わないだろうが、しっかり交渉して何らかの妥協を見いださなければならない。沖縄県民を納得させるより、早く実現できると思う」
沖縄に基地を押しつけるため、
これまで様々なレトリックが考案されてきた。
しかし、地理的優位性というレトリックほど、
悪意に満ちたご都合主義はない。
もう二度と、
沖縄に基地を押しつける口実として
地理的優位性などと言う
レ/トリックを使わせてはならない。
地理的優位性を説くなら、
少なくともそれは沖縄ではない !
< 夏休みの課題 >
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さて、ここで問題です。
日本政府がよくつかう「沖縄の地理的優位性」とは
いったい何を意味しているのでしょう。
( 1 ) 攻撃ターゲットにされる軍事基地は周縁に置くほうがいい
( 2 ) 基地依存経済を振興するため米軍基地は沖縄に置くほうがいい。
( 3 ) 嫌われる施設は構造的差別下にある場所に NIMBY するのがいい。
( 4 ) 沖縄県は日本を標的とする攻撃に即座に対応できる位置にある。