第二章 米軍基地の現状と日米地位協定
( 4 ) 沖縄にはどれだけの米軍基地があるのですか。
沖縄県には、31の米軍専用施設があり、その総面積は1万8,609ヘクタール、本県の総面積の約8%、人口の9割以上が居住する沖縄本島では約15%の面積を占めています。
その規模は東京23区のうち13区を覆ってしまうほどの広大な面積です。
沖縄が本土に復帰した昭和47年(1972年)当時、全国の米軍専用施設面積に占める沖縄県の割合は約58.7%でしたが、本土では米軍基地の整理・縮小が沖縄県よりも進んだ結果、現在では、国土面積の約0.6%しかない沖縄県に、全国の米軍専用施設面積の約70.6%が集中しています。(平成29年1月1日現在)
また、陸上だけではなく、沖縄県及びその周辺には、水域27カ所と空域20カ所が訓練区域として米軍管理下に置かれ、漁業への制限や航空経路への制限等があります。また、その規模は、水域が約54,938㎢で九州の約1.3倍、空域が約95,416㎢で北海道の約1.1倍の広大なものとなっています。(平成28年3月31日現在)
※米軍専用施設・・・自衛隊が管理する共用施設とは異なり、もっぱら日米地位協定のもとで管理、運営され、基本的にはその運用に国内法が適用されず、また、立ち入り許可なども米軍の裁量によりなされる施設
※本ページで記載している面積、割合等は米軍専用施設のものであり、米軍が自衛隊等の施設を一時使用(共同使用)している面積は除いています。
一位 沖縄県 70.6%
二位 青森県 9%
三位 神奈川県 5.6%
四位 東京都 5%
五位 山口県 3%
六位 長崎県 1.8%
七位 北海道 1.6%
八位 広島県 1.3%
九位 その他 2.0%
- FAC6076陸軍貯油施設
- FAC6064那覇港湾施設
- FAC6056牧港補給地区
- FAC6048ホワイト・ビーチ地区
- FAC6044キャンプ瑞慶覧
- FAC6046泡瀬通信施設
- FAC6077鳥島射爆撃場
- FAC6051普天間飛行場
- FAC6080久米島射爆撃場
- FAC6181浮原島訓練場
- FAC6088沖大東島射爆撃場
- FAC6085赤尾嶼射爆撃場
- FAC6001北部訓練場
- FAC6082津堅島訓練場
- FAC6084黄尾嶼射爆撃場
- FAC6078出砂島射爆撃場
- FAC6043キャンプ桑江
- FAC6010辺野古弾薬庫
- FAC6011キャンプ・ハンセン
- FAC6019金武レッド・ビーチ訓練場
- FAC6009キャンプ・シュワブ
- FAC6007慶佐次通信所
- FAC6004奥間レスト・センター
- FAC6005伊江島補助飛行場
- FAC6006八重岳通信所
- FAC6037嘉手納飛行場
- FAC6020金武ブルー・ビーチ訓練場
- FAC6031キャンプ・マクトリアス
- FAC6032キャンプ・シールズ
- FAC6036トリイ通信施設
- FAC6021瀬名波通信施設
- FAC6029キャンプ・コートニー
- FAC6026楚辺通信所
- FAC6022嘉手納弾薬庫地区
- FAC6028天願桟橋
- FAC6027読谷補助飛行場