FAC6029 キャンプ・コートニー (Camp Courtney)

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キャンプ・コートニー - Wikipedia

 

1958年 海兵隊が日本からやってくる

1958年、神奈川県横須賀市御幸浜にあった米軍基地キャンプ・マクギルの返還に伴い、海兵隊基地が沖縄県具志川に移駐し、キャンプ・コートニーとなった。

 

この時期、日本に進駐していた海兵隊の多くの部隊が沖縄に大挙して移ってきたため、キャンプ・ヘーグなど随所で基地整備がまだ整っていない状態であった。

 

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1956年8月23日、米海兵隊、キャンプ・コートニー建設のようす (沖縄県公文書館所蔵)

 

周辺に基地が密集し、住居を奪われた住民は周辺地での超過密な環境での生活を強いられた。

 

当該施設に係る事故としては、昭和36年5月の川崎小学校近くのヘリコプター墜落、昭和49年2月の廃油流出による天願川の汚染、昭和53年5月のヘリコプターの風防ガラスの落下事故、平成7年7月の油流出及び平成7年11月の軽油流出による天願川の汚染等があった。また、平成13年2月に、同施設・水域内での過去のクレー射撃による鉛汚染が問題となった。同問題に対し、防衛施設庁による調査が実施され、平成14年6月に、人の健康に影響はないとの調査結果が発表された。

沖縄県「沖縄の米軍基地」(平成15年12月)沖縄県知事公室 基地対策課

 

天願川をキャンプ・コートニーのフェンスのなかには、天願城や天願貝塚などの多くの遺構があるが、米軍は調査や遺構の保全を許可していない。米軍のマスタープランには、天願一族の墓があるとともに、霊化森には日本軍の陣地壕があったため、多くの日本兵が葬られていると記されている。

  • 天願城 (土グスク、あるいは天願グスク) ... 米軍基地内にあるという経緯から現在までに発掘調査などは同じく基地内にある天願貝塚と同様に行われていない。
  • 天願貝塚 ... 縄文時代後期(沖縄貝塚時代前期)の貝塚貝塚から奄美の面縄東洞式土器や沖縄の伊波式土器、石斧も発見されているが、同じく調査は進んでいない。
  • 霊化森 (ディーカムイ) グスクと日本軍の陣地跡 ... 日本軍の陣地壕と銃眼、住民の避難壕などがある。
  • 水玉栄原遺跡
  • 天願原遺跡

キャンプ・コートニー - Wikipedia

 

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フェンスの中に閉じ込められた天願城の城址標。